遺言の取り消しと変更・管理方法

作成した遺言は、いつでも自由に取り消したり、変更したりすることができます。ただし、「遺言の方式にしたがって」ともありますので、法律上有効な方法でなければ無効です。また、遺言書内の財産を遺言者が生前に処分することにより、その遺言に取り消しは変更のホールが生じます。

遺言全部の取り消し

新しい遺言書を作り、「何年何月何日つけの遺言書の全部を取り消す」と書けば、前の遺言は撤回され、新しい遺言書が有効となります。

遺言の変更

全部ではなく一部を取り消す際は、新しい遺言書を作り、変更する内容を書き足します。例えば、「何年何月何日つけ遺言中にある、誰に1000万円を相続するとあるのを500万に変更する」と記載すれば、変更できます。

 

公正証書遺言の取り消しと変更

公正証書遺言では、これと抵触する内容の有効な遺言書を新たに作成することにより、変更・取り消しをすることができます。しかし、単に手元にある正本を破棄、または変更しても取り消した事になりません。公証役場に保管されている原本が破棄または訂正される必要があります。公正証書遺言の取り消し・破棄は、公証役場に出向き、改めて遺言書を作成する手続きをとる場合が多いでしょう。

管理方法

公正証書遺言は原本が公証役場に保管されているため、心配はいりません。しかし、自筆遺言証書と秘密遺言証書は、秘密保持や偽造を・改ざんを防止するためにも、弁護士や信託銀行などの信頼のおける第三者に委託しておいた方が安心です。

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